ウォレットコネクトは、暗号通貨ウォレットをウェブ上の分散型アプリケーション(dApps)に接続することを可能にするオープンソースのプロトコルです。自己管理型のweb3暗号通貨ウォレットを使用している場合、例えばBitcoin.comウォレットアプリのように、秘密鍵へのアクセスを許可することなくウォレットを使ってdAppsとやり取りすることができます。
例 えば、Bitcoin.comウォレットにETHを持っていて、Ethereum上の「ABC Finance」という分散型金融(DeFi)アプリケーションを使用したいとします。このアプリケーションはETHを貸し出すことでプログラム化された利息を受け取ることができます。ウォレットコネクトはBitcoin.comウォレットとABC Financeの間に安全な接続を確立し、ABC FinanceがあなたのEthereumウォレットの内容を確認できるようにします。その後、例えばBitcoin.comウォレットからABC Financeの貸付スマートコントラクトにETHを送信するオプションが提供されます。送信するETHの量を決定すると、Bitcoin.comウォレットがリクエストの承認を求めます。
例を続けると、「ABC Finance」のウェブサイトやアプリから、まず接続ボタンを選択します。通常、ここで接続オプションのリストが表示され、その中にウォレットコネクトがあります。ウォレットコネクトを選択し、モバイルの場合は接続するウォレットのリストからBitcoin.comウォレットを選択します。デスクトップの場合は、QRコードが表示され、Bitcoin.comウォレットのスキャン機能を使ってスキャンすることができます。どちらの場合も、Bitcoin.comウォレットは接続を進める前に承認を求めます。
モバイルでの表示例:
Bitcoin.comウォレットでウォレットコネクトを使用するための詳細なガイドもあります。
ウォレットコネクトは、あなたの承認のもとで、Bitcoin.comウォレットと選択したDAppsとの間に安全な(暗号化された)接続を確立します。また、トランザクションの承認を要求し、DAppsに秘密鍵へのアクセスを与えることはありません。つまり、ウォレットコネクトを介してDAppに接続する際、あなたの承認なしにウォレットの資金が使用されることはありません。とはいえ、スマートコントラクトに暗号資産を送信する際には(意図的に)リスクがあることも事実です(下記参照)。
詳細はこちら:一般的なdAppのリスクとその回避方 法。
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